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おこもり中でも美味しいケーキ食べたい人は・・紹介記事書きました。


クリスマス直前の新宿伊勢丹はチョコケーキが花盛り!

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毎年クリスマスの週の新宿伊勢丹のマ・パティスリーは、銀座マキシム・ド・パリが来るのがならわしになっていました。
でも、マキシム・ド・パリ、閉店してしまって・・・
で、どうなるかと思ったら、今年はオリジンーヌカカオがやってきました。
へぇー!!

それなら、クリスマス直前のマパテのショーケースはどうなってるんだろ?
と思いつつ、行ってきました。

マパテのショーケース、2本の冷蔵ケースのうち1本は完全にクリスマス用アントルメが並んでいました。
もう1本がプチガトー。
なので、選べるケーキの種類は少なめ。
でも、今回の催事限定のケーキがあったりして、それなりに気合入っていました。
それも含めて、ケーキ4つ購入。


でも、今回はそのまま伊勢丹をあとにすることなく、すぐにジャンポールエヴァンへ。
というのも、エヴァン、今日からクリスマス限定のケーキを販売するんですよね。
エヴァンのクリスマス限定ケーキは、クリスマス用のビッシュをプチガトーサイズに仕立てた特別製。
それがすごく可愛い!ということで。

そんなわけで、今回はオリジンーヌカカオのケーキとエヴァンのケーキ、両方持って帰ってきました。


まずは、オリジンーヌカカオのケーキから。
今回限定のケーキ、アンジェリクです!
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いかにもクリスマスらしい、白と赤と緑の可愛いケーキです!
味の方はというと、これがなかなか美味しい。
ホワイトチョコのムースが、ボリュームたっぷりたっぷりで、ホワイトチョコのまったりとしたコクとミルキーな味わいがぞんぶんに楽しめる。
そのホワイトチョコの甘さに、ベリーのやさしい酸味が加わって、心弾むような美味しさ。
これは、クリスマスケーキとして食べたら嬉しい気持ちになるでしょうねー!
すごく美味しいです。


次に、ノルマンドを。
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こちらもクリスマスをイメージさせるフォルムですね。
切ってみました。
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こちらは、ほぼ全体がレアチーズケーキになっていて、潔し。
でも、それだけで終わっていないところがさすがで、下の部分、断面図わかるかな?2層になっているのです。
しっとりスポンジと、ザクザクのサブレ。
サブレは、若干サレも感じる。それがチーズと合ってるんですね。
だから、全体がほぼチーズでも、飽きずに食べられる。
このあたり、ぬかりなし。美味しいチーズケーキになっています。


そして、得意のチョコケーキ、まずはマラカイボ。
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やっぱりオリジンーヌカカオのチョコケーキは格別ですな。
このマラカイボは、チョコレートのムースが、味は濃厚なんだけど、口の中ですっと消える、驚きの口溶けの良さ。儚さすら感じる。
それにバニラのブリュレが合わさり、チョコの美味しさを堪能できる、けれど重くないという、チョコを知り尽くした川口シェフならではの美味しい味の構成が楽しめる、素晴らしいチョコケーキになっていました。


最後に、ケッツァも買いました。
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これについては、もう言うまでもないですが、チョコケーキの名作ですね。
チョコレートの美味しさ、甘さ、苦さ、酸味、そうした美味しさが全てひとつのケーキの中に溶け込んでる。
チョコレートそのもの以上にチョコレートの美味しさを味わえる。
そういったケーキです。
最高の満足を与えてくれます。



・・・と、オリジンーヌカカオのケーキを堪能した後は、エヴァンのケーキいってみます。
今回の特製クリスマスプチガトー、まずは「ファッション」から。
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これは、オリジナルのビッシュも、バッグをイメージした取っ手付きのケーキ。
そのイメージをしっかりと受け継いでいます。
では、側面のチョコをはがしてみます。
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食べてみました。
このケーキは、見ての通り全面的にチョコのケーキなのですが、ややナッティーな味を感じます。
プラリネ使ってないのかなー?すごく、プラリネっぽい。
チョコレートだけでこの味を作っているのであれば、すごいと思う。
美味しいです。
ただ、全面的にチョコレートのガナッシュなので、逃げ場がない、というか。
味か食感にアクセントが欲しいかも。


次に、「カンカン」を。
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これは、オリジナルのビッシュは、フレンチカンカンを踊る踊り子さんのイラストがプリントされたチョコレートが全面に使われている。
それのエッセンスとしてハイヒールが載っているんですね。
これもチョコをはがしてみます。
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これは、チョコにトンカ豆、そしてチェリーの構成。
確かにトンカ豆はしっかり感じられる。
けど、チェリーが、もっと欲しい!
チェリーの層が薄すぎるのです。なので、これも全面的にチョコレートの味ばかりになって、
鈍重なイメージになってしまう。
本来のアントルメのサイズだとチェリーはもうちょっと活躍できるんだろうけど、このプチガトーサイズだと、あまりにも弱い。
このあたり、やっぱりプチガトーに落とし込むのには若干無理があったか?


そして、「レーヴ」。
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このケーキは、オリジナルは夜の街にかかった月をはしごで取りに行く、という、とてもファンタジックなケーキ。
それのイメージを壊さないように、月が載っています。
これもチョコをはがしてみると、
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このケーキは、チョコとオレンジという、定番の組み合わせ。
そして、これもオレンジの要素が足りないんですよねー。
オレンジ、たしかに入ってて、ピールの苦味と香りもあるんだけど、いかんせん量が少ない。
そして、チョコが、全面的にガナッシュのみなので、これも重い。


というわけで、クリスマスケーキ3種、どれもすごく可愛い!
そして、どれもほぼチョコガナッシュのみの、めちゃめちゃ重い構成になっています。
確かに、3種類ともチョコレートの産地が違っていたり、チョコについてはこだわりがあるんだろうけど、もう少し「チョコを美味しく食べる」という観点に立ってほしかった。
チョコケーキをチョコレート以上にするには、ガナッシュだけじゃなくて、ムースだったりスポンジだったり、様々な食べさせ方があるわけで、それを全部ガナッシュ一本で押し切るのはちょっと一本槍な印象になってしまうかも。
確かに、食感ではシュトロイゼルを組み込んだりして若干のアクセントはありましたが、でもちょっと単調なイメージは否めなかったですね―。


そして、実はもう一個エヴァンのケーキ、買ってあって、それがこちらのピラミッド。
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このピラミッドは、コニャックが香るチョコレートケーキで、中に刻んだピスタチオが入っていて、これはなかなか美味しかった。


と、クリスマス直前の伊勢丹で、主にチョコレートケーキをいっぱい食べました。
クリスマス本番まであとわずか。
みなさん、クリスマスケーキはどこで買いますか?準備できてますか?