なんでも、来週の伊勢丹マ・パティスリーはアルカションなのだそう。
そうなんだ。
アルカション、行く予定にしてたんだけどなー。
コメント欄で教えてもらったランチ食べに行くつもりだったんだけどなー。
どうしようかなー
来ちゃいました。
アルカション、店内に入ると賑やかな声。
これ、イートイン席が大盛り上がりしてて。
アルカションのイートイン席は、2人掛けのテーブルが1つ、4人掛けのテーブルが1つ、カウンターが2席。
それだけなんだけど、満席で。
しかも、2人掛けの席のマダム、もうとっくに食べ終わってるのにお話に夢中なんですよ。
自分は、しばらく待ってれば、食べ終わってるんだし、席空くだろうと思って店内で待ってたんですが、10分経っても15分経ってもおしゃべりが終わる気配なし。
これ以上店内に居座るのもなんだし・・・と思って、根負けしたというか、テイクアウトに切り替えました。
そして、近くの公園を探すことに。
でも、ヤフーの地図で公園になってるとこ、工事中で。
かろうじてベンチが1つ残ってたので、そこに座ってケーキ食べることに。
なんかなー。せっかく美味しいランチ食べられると思ったのに。
若干テンション下がり気味でしたが、久々のアウトドアアマタマになりました。
これ、晴れてたからまだよかったよ。
アルカションのケーキ、まずは「ウフォリー」から。
手持ちのプラスチック製フォークで切ってみます・・・
このケーキは、フロマージュブランの優しい酸味と、リュバーブのやや強めの酸味が相まって、とてもいい感じ。さわやかなんだけどチーズのコクも感じられて、軽やかだけど軽いだけじゃない美味しさが。
次に、コルディアリテというケーキ。
このケーキはチャリティーケーキで、1つにつき50円熊本に寄付されるそうです。
断面。
ライチといちごのケーキ。ライチというとラズベリーと組み合わせるのが鉄板だけど、いちごとも合うね。美味しい。
ライチの風味はやや強めで、普通ライチのケーキはともするとぼんやりした味になりがちなんだけど、このケーキは味の輪郭がはっきりしているのがいい。タルトはしっとりとした食感。
ムラングアルカション。
すごいフォルムだ・・・
断面。
このケーキは、名前の通りメレンゲが主役。
でも、このメレンゲ、ココナッツが配合されているんですね。
自分はココナッツのジャリッとした食感が苦手なのですが、メレンゲのさっくりした食感にココナッツが加わると、独特のシャクッとした食感になるんですね。これは新しい発見。
中にはキルシュを効かせたカスタードが入っていて、これがメレンゲの後にふわっと香る。
かなりシンプルだけど美味しいケーキでした。
バナニエ。
なんと、ココットに入ったケーキ。
半分に切ってみました。
これは、バナナとチョコとくるみの、シンプルなケーキ。
まさにこの3つの素材の味の組み合わせを楽しむケーキですね。
チョコとくるみって、トップスのチョコケーキを彷彿とさせますね。
そこにバナナが加わった感じの。
トップスのケーキも好きだし、当然このケーキも好き。
ルージュソバージュ。
アルカションらしい優美なフォルム。
断面。
このケーキは、キャラメリゼした表面の飴のパリンとした甘苦さに、メレンゲのふんわり甘々な幸せな味。メレンゲって人を幸せにする何かがありますよね。そんなふわふわの世界に、4種のベリーの酸味がビシっと楔を打ち込んでる。
構成の妙。単に甘いだけじゃない、奥行きのあるケーキです。
最後、フォレノワール。
断面。
このフォレノワールは美味しいですなー!
断面図を見ていただければわかるように、基本的にはフォレノワールの正統派な作り。
だけど、チェリーが、キルシュ漬けのものが数粒入っているだけじゃなく、ソースにもなってるんですね。
だから、チェリーの甘酸っぱさが凝縮されている。
何度も言うように、自分にとってフォレノワールはチェリーの甘酸っぱさがあってナンボなので、このチェリーの風味の豊かさは、大好物です!
そんなわけで、アルカションのケーキ、おんもで食べました。
普段から紙皿とプラのフォークナイフを常備しているのがまた役に立ちましたよ。
でもランチ食べたかったなー!
次はもう少し早めに行くか~??
アルカションのある保谷、保谷に行ったら寄らずにいられない石神井公園。
当然行ってきましたよ!
ブロンディール、つい先日マパテで食べたばかりだし、今回は生ケーキはなしにして、焼き菓子やコンフィズリーを中心に買おう!
とか思ってたのに、気がついたらケーキ4つも買ってた。
もーう・・・
ブロンディールのケーキ、まずはソレイユから。
ソレイユ、ブロンディールの定番ケーキなんだけど、買うのは初めて。
断面。
見ての通りレモン入りのチーズケーキなんだけど、チーズムースが美味しいですなー。
こってり。そして乳の味が濃い。
そこにキューンと酸っぱいレモンの酸味が合わさって、重厚感があるんだけど食べやすくなってる。
フランス菓子!という感じ。やわなチーズケーキは作らねー!という意思表示。
タルトグロゼイユ。
すごい!グロゼイユがこぼれんばかり!
断面。
普通グロゼイユって、ケーキの飾りに使われることが多くて、言ってみれば洋食のパセリみたいな扱いを受けがち。なんだけどここでは主役。
ほんとこぼれ落ちそうなグロゼイユは、プチプチとした食感と超ー酸っぱい!その爽快な酸味!
それを、甘さ控えめのザクザクタルトが引き締めている。
グロゼイユって、ちゃんと食べるとこんなに美味しいんだ!と気づかせてくれるタルト。
ベーシックだけど大胆なタルトです。
サントノレ。
断面。
このサントノレも、正統派の構成。
飴がけシューに、塩気の効いたパイ生地、中にはカスタード、そしてたっぷり絞られた生クリーム。
奇をてらったところは全く無いんだけど、シンプルに素材の味と焼きの味だけで勝負している。直球勝負。その豪速球にやられます。さすがの完成度。
そして、ルリジューズ。
断面。
このルリジューズは、チョコとコーヒーの味。
チョコの苦味、コーヒーの苦味、そしてコーヒーリキュールも使ってるんじゃないかな。
大人の味わいですね。苦さの美味しさがわかってから本当に楽しめる美味しさです。
シュー皮はやっぱり美味しい。
そして、ケーキ以外にもいろいろ買いましたよー。
鶏レバーと豚肉のパテのパイ。
切ってみます。
パテがパイの中にみっしりと詰まっています。
このパテが絶品!
塩気が強く、獣臭ささえ感じさせる、濃ゆーいパテ。
そして、それに負けてないパイのさっくりとした焼き加減。
いやー、これはワインが欲しくなりますな!
パン・オ・レザン・エ・オ・カンヌベルジュ。
これもスライスしてひと口。
レーズンとクランベリーが入ったパン。
パンの生地は目がしっかり詰まっていて、焼きもしっかり。
「焼きの藤原シェフ」らしい、噛めば噛むほど、の味わい深いパンでした。
そして、コンフィズリーも買いましたよ!
飴ちゃんアソート缶です。
可愛いの!この缶!ステキ!
中はこんな感じでした。
いろんな味の飴が2粒づつ入ってる。
試しにノワゼットの飴食べてみましたが、ヘーゼルナッツの香ばしさが飴の中にしっかり練りこまれていて、わずか数十円とは思えない美味しさ!
これは大事に食べよっと。
ブロンディールの、先日のマパテでは味わえなかった美味しさをたっぷり楽しみました。
やっぱりブロンディール、抜群ですね。
トラディショナルな美味しさは、オーボンともラ・ヴィエイユ・フランスとも違う、しなやかさと力強さを持った、独自の世界。
まだまだ通ってしまうことになりそうです。