Nyao's Funtime!!

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おこもり中でも美味しいケーキ食べたい人は・・紹介記事書きました。


新生・伊勢丹マ・パティスリー第一弾はジュンウジタ!

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4月!
様々なものが新しくなる季節ですね。
そして、商業施設でも新規オープンやリニューアルオープンが相次いでます。
新宿や銀座に新しい商業施設が出来て、賑わってるみたいですね!

そして、いつもお世話になっている伊勢丹マ・パティスリーも、先日からリニューアルしたみたいです!
リニューアル第一弾に選ばれたのはジュンウジタ!
どんな感じになったのかなー?
マパテ、場所はいつもと同じですが、ショーケースの位置とかは全く変わりましたね。
そして、これまで冷蔵ショーケースにずらりと並んでいたケーキも、リニューアル後はショーケースに見本のケーキが1個づつ並ぶスタイルに。
ケーキ自体はレジの裏手に貯蔵してあるようです。
うーむ、これで、オペレーションがグダグダだったマパテ、少しはマシになるんだろうか?

ジュンウジタのケーキ、食べたことのないケーキや、食べたことあるけどブラッシュアップされたケーキなど、合計6個購入。

そして、今回のマパテのリニューアルの目玉、全国の有名パティスリーの日持ちするアイテムを集めたコーナー。
オープニングを飾るのは錚々たる顔ぶれ。
なかなか買えない九州・近畿・東北地方の名店の、焼き菓子類がずらっと並んでいて。
ケーキ買った後だけど、あれも欲しい、これも欲しい、と買い込んでしまって。
それで、全部合計してお会計したら
「7938円になります!」
ええーー!!
買いすぎた・・・

でも、どれも外せないお店ばかりだったから・・・
うーーー


家に帰ってきて、ジュンウジタのケーキ、いただきます!
まずは、軽いところから。ムースシトロン。
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断面。
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このムースはほわんと軽くて、柔らかくて、形を保てるギリギリの柔らかさ。
口に入れると、レモンそのまんま!と言うほど酸っぱーーーいレモンの酸味が!
キューーーンと来ました!
そして、そこにバニラやはちみつの優しい甘さが加わって、とっても美味。
味の対比、コントラストがすごくいいんですよね。
酸味と甘さ。甘さが酸味を引き立て、酸味が甘さを強調する。
いい関係です。

次に、ガトーマルジョレンヌ。
ガトーマルジョレンヌは、ジュンウジタ開業直後の催事で食べました。
こんな形でした。
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それが、今回はこんな形に。
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このガトーマルジョレンヌ、箱から取り出した時点でもうナッツのいい香りがふわっとして。
食べてみると、もうこれが、ヘーゼルナッツの美味しさが口からあふれる!
生地にも、メレンゲにも、バタークリームにも、新鮮なヘーゼルナッツがたっぷり使われていて、その香りの良さが、もうもうたまらん!
以前食べた時はもうちょっと野暮ったく感じたのですが、今回食べたバージョンは、適度なナッツ感がありつつもすっきりとしていて、シャープになった印象。
すごく美味しいです!

ピスターシュフランボワーズ。
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断面。
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これはもう!ピスタチオ・パラダイスですね!
でも、これだけピスタチオまみれになっても、えぐみや嫌な味が全然しない。
豆っぽさは当然ものすごく感じるのですが、豆の美味しさだけがダイレクトに伝わってくる。素晴らしいですね。
そして、このケーキも、ピスタチオとラズベリーの味の対比がとてもいい。
とろっと濃厚なピスタチオのクリームを食べやすくしているのはラズベリーのジュレのおかげ。
すごく美味しいです。
間に挟まれたスペキュロス風の生地は、ちょっと固めなので、ナイフで切って食べるの推奨。

ガトーフレーズ。
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いいですね!いちごの季節バンザイです!
断面。
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このケーキは、いちごがまず美味しい。甘さと強い酸味があって、のっぺりとした味でないところがいい。でも、いちごの美味しさをそれ以上にしているのがタルトの工夫。
タルト生地はバターリッチなサブレのようなサクッとした軽さ。たっぷり絞られた生クリームは、サワークリームも配合されてこれもさわやか。全体的にとても軽く作られていて、いちごの甘酸っぱさを生かした美味しさになっている。上に塗られたいちごのジャムがまた美味しい。

今回の催事の目玉、タルトオランジュサンギーヌ。
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断面。
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食べてみました。
こ、これは!
ブラッドオレンジが!酸っぱい!すごく・・・気持ちいいです!
この強烈な酸味をどっしりと受け止める、ピスタチオとクレームダマンド、ザクッとしたタルトの生地の重さ。もったりとしたこの濃い土台があるから、ブラッドオレンジのさわやかさ、酸味がちょうど良く感じられる。
これも、やっぱり、コントラストですね。軽いものには重いもの、酸っぱいものには濃厚な味わいを・・・。
そのコントラストが眩しいぐらいに美味しさを感じさせる。
いやー、やっぱりジュンウジタ、最高ですねー。


最後に、サランボを。
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サランボ、レザネフォールでは名物の、飴がけシュークリーム。でもジュンウジタのはエクレアみたいに細長いですね。
断面。
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このサランボは!
これ、カスタードクリームにたっぷりのラム酒が!
これはすごいです!かなり強烈にラム酒の香りがします!酒臭いです!
これは可愛い見かけに反して、子供は食べちゃダメ!な一品です。
カリッとした上がけの飴の甘さに比べて、ラム酒のカスタードクリームは甘さ控えめ。
これもコントラストですね。
古典菓子に新しさを加えて、ぐっとアダルトな美味しさに作ってあります。


ということで、ジュンウジタのケーキ、今回は「コントラスト」という言葉を多用しました。
特に甘さと酸味のコントラストが見事でした。
おそらく意識してやっていると思われ。
レモンやラズベリーの酸味はもちろん、いちごもブラッドオレンジも、かなり酸味の強いものをセレクトしていて、それをいかにケーキに昇華させるか、その味の組み合わせに心を砕いた結果、とてもキラキラとした、まばゆい美味しさになっていました。
素晴らしかったです!


そして、今回買った焼き菓子類。
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これらについては、別に記事書きます。