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春画展行ってきたよ!

日本で初めての春画展、行ってきました。
場所は永青文庫。
永青文庫の公式サイト見たら目白から歩いても行かれそう?と思ったのですが、
まあ歩くこと歩くこと。
まず学習院がめっちゃ広いのね。
そこから江戸川橋の方に延々歩いて歩いて・・・
結局目白駅からたっぷり30分歩いた。
始まる前に疲れちゃったよ。


で、永青文庫に着いたのは9:30開館の20分前ぐらい。

行列、というか、待っていたのは5人ぐらい?
すごく少なかったですね。まあ平日だし。
その後多少人は増えたけど、それほど大行列という感じにはならず。
すんなり開館しました。


展示室は4階、3階、2階の3フロア。
上から下に降りる順路。
4階は肉筆画、3階は版画、2階は豆本と細川家伝来の春画、という構成。


自分は、スタンスとしては春画はアートだから、というのには組みしなくて、やっぱりエロ本でしょ、と思っていて。江戸時代のエロ本。
ただし、一流のクリエイターが精魂込めて作ったエロ本。なのではないか、と思っています。
今回春画展見て、その精緻な筆致や絢爛豪華な彩色版画にすごいなーと思ったけど、やっぱりエロいですよ。扇情的。
日本画や版画の極端に抽象化された線って、それを歪ませることで一層エロティックになるんですよねー。実際にはありえない体位であっても日本画だとアクロバティックに描くことが可能なんですよね。
そういう意味では、今現在の成年コミックに類似性を見つけることはそう難しいことじゃなくて、今のエロコミって、やっぱり線が歪んでるじゃないですか。実際には不可能な体位とか普通に描かれるし。
今のエロコミと違うのは、おっぱいの描き方。春画ではなぜか巨根はリアルに描くのにおっぱいはさらっと付け足しみたいに描いている。今のエロコミのありえないほどの巨乳信仰とは対照的。
まあ、このあたりは、さんざん議論されてきたことなんだろうとは思うけど、春画のエロスは現在までの日本のポルノグラフィティに地続きになっていると思いましたね。
特に、自分先日の夏コミで緑のルーペ先生の虫姦同人誌買ったので、春画の有名な「蛸に犯される海女さん」の意匠は緑のルーペ先生の「蝿に犯されるJC」というのに(先生は全く意識してないと思うけど)つながっているように感じるんですね。

日本人は、昔も今も、セックスそのものへの関心よりも、性的なファンタジーを形にすることに執着する傾向があるんじゃないかと思います。
そして、昔も今も、「エロが入っていればなんでもあり」という自由な気風も持ち合わせているように思う。
もちろん海外でもエロい絵画というのは昔からあって、西欧ではルネサンス以降は「これはギリシャ神話だから!エロ目的じゃないから!」というエクスキューズのもとに裸婦像が量産されたり、アラブでも千夜一夜物語に題をとったエロいミニアチュールが描かれたり、中国でも・・と、その国国によってエロを2次元に定着させたいという欲求はあったと思うんだけど、日本のそれはちょっと異常なほど。そして、その熱は今もまだ続いている・・・という気がしました。


図録、4000円したけど、一級の春画画集としてこれ以上のものは今後出ない可能性もあるので、買って損なしです。