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アヴランシュ・ゲネーの濃厚秋ケーキ!

最近話題になっているのが、先日オープンしたパティスリー「アヴランシュ・ゲネー」。
元飯田橋ル・コワンヴェールの上霜シェフが独立してオープンしたお店、場所は「春日駅」徒歩1分。
春日駅ってどこ?なんか遠そう・・・
と、何となくイメージで敬遠していたのですが、ちょっと調べてみたら、実は家からだとそう遠くないことが判明。
ただ、これがよくわからん。

後楽園から・・・徒歩?
どゆこと?
まあいいや、今日は雨もやんだし、ちょっくら行ってみますかね。


後楽園駅がまた、丸の内線だとかなり先の方にある印象だったのですが、南北線だとたったの3駅。
あっという間に降り立ちました。
さて、ここからが問題だ。
南北線後楽園駅から、都営線春日駅まで、まあ歩くこと歩くこと。
地下の通路をうねうねうね・・と歩かされる。
結局南北線→大江戸線→三田線とホームを行き来して、ようやく春日駅の出口に出ましたよ。
そこからは、確かに近かった。
こちらがアヴランシュ・ゲネーのお店です!

小さなお店。厨房と売り場の間にすこしスペースがあって、おそらくそのうちそこがイートインスペースになるのではないかと。
ショーケースの中のケーキは、どちらかというと「宝石のように輝く」というよりは「綿や布、土塊」のようなフォルムのケーキが多い印象。
渋いです。かなり渋いです。
ケーキをセレクトする際も、そうした渋目のケーキを多めに購入しました。


アヴランシュ・ゲネーのケーキ、まずは、「モンドル」から。

真っ白なケーキ。かろうじてアーモンドスライスが飾りになっていますが、地味といえば地味。
断面。

このケーキは、カマンベールチーズのケーキ。
レアチーズケーキではないのですね。カマンベールチーズのムースを主体としたムースケーキ。
ほぼ全部がチーズで、非常に乳臭くて、甘じょっぱくて、美味しいです。
味は濃い目だけど、ムースがふわっとしているので、食べやすい。


ポワリネというケーキ。

名前の由来は多分ポワール(洋梨)+プラリネ=ポワリネ、ということなのではないかと思いますが。
このケーキ、食べてみたのですが、激烈に濃厚!
上の層は、ナッツが練りこんであるスポンジなのですが、ナッツの他にオペラのような濃さが感じられていて、もしかしたらコーヒーのシロップがうってあるのかも。
下の方は洋梨の角切りが入ったプラリネクリームなのですが、こちらも濃い。洋梨もさっぱりとしたフレッシュさというよりは、ソテーして甘みを十分に引き出されていて、味わいとしては濃厚さを助長する方向に。
なので、全体を食べると、ずっしりきます。1つのケーキで2つ分のケーキを食べたような満足感。


タルトリュバーブフレーズ。

すごい形のケーキですよね・・・
断面。

断面を見ると分かるかもしれませんが、この積乱雲のようなメレンゲは、ヘーゼルナッツが練りこまれていて、かなりナッティ。
そこにタルトの焼きこまれた香ばしさが加わって、相当に香りの強さが前面に来ています。
それに対して、リュバーブといちごの酸味はやや弱め。この量はバランスを取った結果なのだと思うけど、個人的にはもう少し酸味が欲しいかも。メレンゲのナッツ感とタルトのザクザク感が非常に強いので、ちょっと逃げの部分が欲しくなるんですよね。
とはいえ、やっぱり美味しい。
豪快なフォルムに見合った、濃厚で豪快な味のケーキになっています。


サバラン・ショコラ・オ・カフェ。

これも渋いフォルムですねー。
断面。

このサバランは、生地がわりと目が詰まっていて、シロップをあまり吸わないタイプの生地。
なので、サバランのシロップびじゃびじゃ、という感じではない。
シロップ自体の甘さもわりと控えめ。
チョコとコーヒーの香りはきっちりしていて、やはり香りの良さが目立ちます。
上にたっぷりのクリームが載っていますが、サバランの部分が甘さ控えめなので、ここまでの量はいらないかも。個人的にはこのクリームが載るならば、もう少し甘さが強くてもよかったのかなーという気も。シナモンのスパイシーさは◎。


シャルロット・パンデピス。

これもすごい形のケーキだ・・・
断面。

パンデピスと聞いてはだまっていられない自分ですが、食べてみてやっぱりパンデピスの香りの強さにノックアウト。
ものすごくスパイシー!
パンデピスのクセの強いスパイシーさに、チョコレートが加わって、ちょっと展開としては難しめ。
それを、中とトップにあるミュールが中和してくれていて、ぎりぎりのバランスが取れている。
でも、これは香りの独特な強さがあるので、パンデピスが苦手な人は絶対食べないほうがいい。自分はとても気に入りました。


シュー・プラリネ・アマンド。

これもやっぱりすごい形!
切ってみました。

このシュークリームも、すごいなあ。
カリカリにキャラメリゼしてあるアーモンドがグサグサ刺さっていて、クランチーな美味しさ。シュー皮もしっかり焼かれていて香ばしくて、プラリネクリームも香ばしくて、ほんともう香りがすごいのです。
でも、シュークリームの基本線ははずしていないのが素晴らしい。カスタードクリームが全体をうまくまとめあげている。


そんなわけで、アヴランシュ・ゲネーのケーキ、6個食べました。
見ての通り、ものすごい独特の形状のケーキがいっぱい。
無骨なフォルムですよね。粗にして野だが卑ではないという感じ。
そして、味わいの方も、非常に香りが強い。
それはナッツの香ばしさだったり、スパイスの香りだったり、タルト台の香りだったり。
こういう香りの強さって、秋っぽくていいですよね。
スマートなフォルムの、軽めのムース系に慣れている人はちょっと戸惑うかもしれませんが、この無骨さ、癖になりそうです。