ここしばらくはデパート催事が大変です。
今週は伊勢丹マ・パティスリーにエチエンヌ、銀座三越にマテリエル。
そして来週はマ・パティスリーにシュクレリーナード!
これらはどれもはずせませんからねー。たいへんたいへん。
それで、本当はマパテのエチエンヌ、明日行こうかなーと思ってたのですが、急遽今日新宿で用事ができたので、その帰りに買って帰ることに。
マパテに着いたのは、午後の1時半ごろ。
いちばん商品が品薄になっている時間帯。
なので、かなり多くのケーキが売り切れになっていた模様。
それにもかかわらず、残ったケーキも、どれも美味しそう!
これは、フルラインナップだったら迷ってしまって悶絶しそうだったので、数が絞られていて却ってよかったかも。
ということで、可愛いケーキやヴェリーヌなどを5個、買って帰ってきました。
まずは、シトラスノワゼットから。
可愛いですよね!この可愛らしさはエチエンヌならでは。
味の方はというと、レモンの酸味はそれほど前には出てこなくて、甘酸っぱさを感じる程度。
それに対してヘーゼルナッツの味はかなり強めで、砕いたヘーゼルナッツがけっこうたくさん混ぜ込まれていました。
なので、ヘーゼルナッツの味が前に出て、それをレモンがさっぱりとサポートしているという構成。
とても爽やか!だけどそれだけじゃなくて食べごたえもしっかりある、美味しいケーキです!
オシリスという名前のケーキ。
なんて美しいんでしょ!
こんなケーキ、ステキすぎるでしょう!
切ってみます。
このケーキは、断面をみていただいてわかるように、かなり複雑な構成になっています。
でも、主役はパッションフルーツの酸味と、バナナ。
バナナにはラム酒が合わさっていて、パッションフルーツの弾ける酸味と、ラム酒バナナのトロピカルな風味で、一気に南国へきたかのような心地よさです!
とても爽やか!
Yoriという変わった名前のケーキ。
このケーキもフォトジェニックですよねー。
すばらしい造形美。
やっぱり藤本シェフは、こうした美しいフォルムのケーキを作らせたら日本一なんじゃないか。
断面図。
このケーキは、グレープフルーツのムースとのことだったのですが、一番最初にガツッと来るのが、下のタルト台と中に入ったクレームダマンドの濃厚な味わい。
グレープフルーツは酸味が抑え気味で、タルトの美味しさと、中に入った紅茶のクリーム、そして香りづけのグレフル、という構成ですね。
こんなに可憐で美しいケーキなのに、食べると無骨で男性的なのが裏腹でとてもおもしろいです。
そしてヴェリーヌも。
まずは「自家製フロマージュブランとハチミツのパンナコッタ」という名前のヴェリーヌ。
ユニークな器に入っています。
スプーンですくうと・・・
うん、チーズが爽やか!レモンピールも爽やか!ほんのりハチミツの甘さも爽やか!
爽やかの3連打!
いやあ美味しいですね。自家製フロマージュブラン、すごく美味しいです。
最後にサバランを。サバランアグリュムです。
このサバラン、中にオレンジとピンクグレープフルーツの果肉が入っていて、とても爽やか!
サバランにしてはお酒は抑え気味で、さっぱりと食べられる。
これならお酒が苦手な女性でも食べやすいのでは。
そして、スポイトに入ったラム酒を足すと、一気に大人味に。
サバランの生地はかなりしっかりしてシロップをそんなに吸い込まないタイプ。
だから、シロップしみしみのサバラン生地を楽しむというよりは、サバラン・フレッシュの柑橘類・グランマニエとラム酒・・・というハーモニーを楽しむサバランになっています。
これはこれで美味し。
・・・ということで、今回のエチエンヌのケーキ、文中で何度も言っているように「爽やか!」なケーキが多かった。
夏にふさわしい、気分がスカッと晴れるような美味しいケーキでした。
エチエンヌといえば、毎年夏に行っているかき氷、食べてみたいんですよねー。
新百合ヶ丘まで行かないとだめなのですが・・・
行ってみたいな・・・そして、今日は売り切れだったケーキも食べてみたい!