Nyao's Funtime!!

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おこもり中でも美味しいケーキ食べたい人は・・紹介記事書きました。


アマタマ京阪神ケーキツアー(3日目)

2日目はこちら
ケーキツアー3日目は降ったりやんだりの天気。
決して好天とはいえませんが、まあこのぐらいだったら。


朝8時40分ごろにナインアワーズをチェックアウトして、歩いて祇園四条駅へ。
そこから京阪電車に乗って淀屋橋駅に向かいます。
そう、ここからは大阪編です。


淀屋橋から地下鉄本町方面へテクテク歩いて、たどり着いたのはドゥブルベボレロ大阪本町店。

ここに来たら是非食べて!と杉本亜未先生からおすすめされていたのが「サント・ヴィクトワール」というケーキ。
でも、ショーケース見たら、そのケーキがない。
なので、店員さんに聞いたら、今作ってるところです、もうすぐ出来上がります!とのこと。
では、それを待ちます!と言って、カフェの椅子に着席。

まずは、サント・ヴィクトワール以外のケーキを先に食べることに。


ビルバオというケーキ。

断面。

これは強烈な美味しさ!
断面を見てもわかるように、中から塩キャラメルのソースがとろりと出てくる。
この塩キャラメル、ゲランド塩を使っているらしくて、かなり塩気が濃厚。
チョコもオレンジピールもしっかり感じられるのですが、やはり全体は塩キャラメルの甘じょっぱさが支配している。
ガツンとした濃厚な味わい、すごく美味しいです。
目が覚めた!


ポミエミラベリエというケーキ。

断面ちょっとキタナイですが

こちらはうって変わって、さっぱりとした優しい甘さのケーキ。
こちらはりんごの爽やかなジューシーさと、ミラベルの酸味、シナモンの良い香り、そして飾り以上にカリッとした食感を添える薄切りリンゴのキャラメリゼ。
さっぱりしているのだけど、風味はとても豊か。春らしい、とても気持ちが良くなる美味しさのケーキでした。


そして春のケーキといえば!のフレジェ。

可愛いですねー!!
このフレジェですが、可愛いだけじゃない。
バタークリーム(ムースリーヌ)がかなりしっかりと固い。
そして、甘さもしっかり甘い。
その濃厚さとスポンジ生地がしっかりと一体化している。
だから、いちごの酸味と融合した時に、とても素敵な一体感が感じられるんですね。
このフレジェのしっかりとした甘さといちごの酸味、すごく好きです。
やっぱりフレジェのムースリーヌはこのぐらい固くて甘くないと!
さすが!!


・・・ここで、真打登場。
サント・ヴィクトワールです!つくりたてです!

断面。

このサント・ヴィクトワール、言ってみればドゥブルベボレロの変形モンブラン。
栗きんとんのような栗のほっくりねっとり感が素晴らしく、それにタルト台のアーモンドクリーム、そしてヘーゼルナッツの香ばしさ。たしかにこれはモンブランではなくてヴィクトール山なんですね。その独創性と、ナッツ感たっぷりの美味しさが素晴らしいです。
これはおすすめされるだけのことはある!
うーん、美味しい・・・


やっぱりドゥブルベボレロ、すごいなあ。
去年東京に来てマ・パティスリーで食べたケーキもどれも美味しかったけど、やっぱりお店のカフェスペースで食べる出来たてケーキの味は得も言われぬ。
感嘆の吐息を漏らしますよ。



ドゥブルベボレロから、御堂筋線で梅田に出て、そこから谷町線の東梅田へ移動。
同じ梅田なのに、東梅田と梅田と西梅田があるから、もう梅田って大変なんですよねー乗り換えが。
でもなんとか東梅田へ着いて、そこから谷町線で1駅、中崎町駅へ。
次に向かったのがラヴィルリエ。
ラヴィルリエもマ・パティスリーで2度ほど出店してくれていますが、やっぱりこれも本店で食べないとね、と思っていて。
中でも、ピュイダムール!
ラヴィルリエのピュイダムールは絶品だけど、なかなか食べられない幻の存在らしく。
ピュイダムール大好きな自分としてはこれだけは絶対食べたいと思っていて。


ラヴィルリエ、着きました!

ラヴィルリエ、食べログなんかではイートインなし、と書いてあったので近くの公園かどこかで食べよう、と思っていたら、店内に椅子席はあるんですね。
ただ、紅茶もコーヒーもなくて、お水しかないので、それでもいいですよーという人限定。
自分は、お水だけでいいので店内で食べますーということにさせていただきました。



まず最初に、夢にまで見たピュイダムール!

ようやく君に出会えたよ・・・
ラヴィルリエのピュイダムール、上のキャラメリゼは薄め。でも苦さはしっかり。
そして、カスタードクリームはぷりっぷりに濃厚でプリンみたい。
それらを包むパイははらりとした軽い感触。
さすがに美味しい。
キャラメリゼについては個人的にはアンプリルのしっかり目のが好きだけど、全体として味わうと、ラヴィルリエのもさすがに美味しい。
だいたいピュイダムールを売ってる店自体そんなに多くないので、これをスペシャリテで出せるというだけで尊敬ですよ。
いやー、食べることが出来て感激です。


次に、ムラングシャンティをここでも食べました。

たまご型の焼きメレンゲにキャラメルクリーム、上にはナッツのトッピング。
断面。

焼きメレンゲはふわ、はら、っとした、かなり軽いものになっている。でも砂糖の焼けた苦味は感じられるし、それ以上に上のキャラメルクリームの苦味が重なって、かなり苦みばしった味わいに。
もう少しメレンゲが重くてもいいかなーとも思うけど、そうなると上のキャラメルクリームとのバランスも変わってくるだろうし、これはこれでいい均衡がとれているということなのでしょう。


アルカというケーキ。

これ、食べた瞬間桜の香りがふわっとしたんですよね。
なので、お水を注いでくれたお姉さんに「桜の香りしますねー」といったら、それはトンカ豆の香りですね、と言われました。
そっか、トンカ豆って、桜餅のような香りがするんですね。
なるほど。自分もだいぶトンカ豆のことがわかってきましたよ。
そして、トンカ豆の桜の香りに、ベリーの強い酸味が加わって、まさに春爛漫の美味しさ。
キュートなケーキです。春を感じさせる。


そして、フラン。
このフランは金柑を使ったフランなのです。

ラヴィルリエではフランはシェフの気まぐれで具材が変わったりするらしい。
今回は金柑。

このフラン、タルト台はざっくり香ばしく、カスタードは軽め。
中にも金柑が数個入っていて、その甘苦さが心地よい。
これもさわやかなテイストのケーキと言えますねー。


ちなみに、ケーキ食べながら、口直しに塩っぱいブリオッシュも食べてました。
食べかけですが。

このブリオッシュ・サレ・オ・オリーブ、オリーブいっぱい入ってて美味しかった。


ラヴィルリエからまた梅田に戻り、今度は阪急線の特急に乗って、いざ神戸へ。
神戸三宮についたのは、1時半ぐらい。
まだちょっと早かったので、元町をぷらぷらして、南京町に。
1日目に会った友人から、南京町の老祥記の肉饅頭を強く推されていて、でも、月曜は定休日なんだけど、お向かいのお店で肉饅頭買えるから、と教えてもらっていました。
確かに、南京町に行ったら、老祥記のお向かいの店に行列が。

看板には「老祥記の豚饅頭ここで買えます」と書いてある。
じゃあ、時間つぶしがてら、並んでみましょうかね。
・・・ということで並ぶこと約10分。
1個90円の豚饅頭5個ゲット。

豚饅頭、1個は小さいんですね。

この豚饅頭、さすがおすすめされるだけのことはある。
美味しい!
餡が独特ですね。肉の味がしっかりしてるし、塩気もかなり強め。油脂分も多め。
これは、ビールが欲しくなる味ですねー。
ビールはなかったので、持ち合わせていたジャスミン茶と一緒に食べたら、すごくマッチして美味しかったです。
その後も元町のアーケードを端々歩いて、3時になったのでホテルへ。
ホテルは、関西に行くときは絶対に泊まろうと固く心に決めていた
「ホテルケーニヒスクローネ神戸」です!

ついに・・・ついに来られた!
スイーツ好きの聖地、そして可愛い物好きの聖地、ホテルケーニヒスクローネ神戸!
もう、入口のレセプションからしてこんなですよ!



ここは夢と魔法とスイーツの王国か!?
今回はネットで予約していた朝食付きセミダブルの1泊12960円のプラン。
→ホテルケーニヒスクローネ神戸はこのサイト↓で予約できます!

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無事にチェックインしたら、なんかいろいろくれた。

ウエルカムクッキーに、ウエルカムスイーツ券、ウエルカムポーチまで!なんて太っ腹!
そして、朝食券もちゃんともらえました。
ホテルケーニヒスクローネ神戸、館内はこんなです。

自分のお部屋は角部屋801号室。
ドアも可愛い!

カードキーでドアを開けて、室内に入って、うわあ!!!

素敵な部屋!
そして、そして、ベッドが、ベッドがあ!

こんな可愛くて、もう犯罪だよこれ!
ケーニヒスクローネの熊ちゃんがいたるところに!
例えば、ティッシュケースも、マグカップも熊ちゃん!

スリッパまで!

お風呂の中も

バスタオルに熊ちゃんが!

ちなみに、この部屋にあるクッションやスリッパ、マグカップにバスタオル、と、1Fで購入することが出来ます。当然持ち帰りは厳禁。
そんな悪さ、できませんよ!欲しかったら買うし。


・・・と、室内の可愛さにひと通り悶絶した後に、1Fの喫茶室へ。
ウエルカムスイーツをいただくことに。
普通、ウエルカムドリンクとかウエルカムチョコとか聞いたことありますけど、ウエルカムでこんなのが出てきましたよ!

ケーニヒスクローネ名物のコルネ、抹茶とバニラのアイスクリーム、そしてドリンク(オーダーしたのは紅茶)のセット。
死ぬ・・・萌え死んでしまう・・・


このホテルケーニヒスクローネ神戸、唯一欠点をあげるとすれば、Wifiは備わってるのですがちょっと弱い。8階だとアンテナ1本しか立たないです。それだけちょっと。
でも、それ以外は、本当に夢の様な素敵な場所。
感動だようー・・・
・・・と、ベッドで熊クッションをもふもふしてたら夜に。
夜は、やはり友人からおすすめされていた、ドイツワインとドイツ料理のお店に。
そのお店、北野の坂をえっちらおっちら登った先にある。
場所はかなりよくない。
そして、とても見つけづらい。ちっちゃなネオンサインが有るだけ。
それが、こちら「ローテローゼ」というお店です。

だけどこのお店、ドイツワイン好きなら知らぬものとてない名店らしく、このお店でしか仕入れていないマニアックなドイツワインが山ほどあるのだそう。
そして、ドイツワインにあわせたドイツ料理も絶品なんだとか。
お料理のメニューはこんな感じ。


この中から、強くおすすめされていたアイスバインと、鯛ホタルイカの前菜を。
まず前菜から出てきました。
鯛とホタルイカとはまぐり、そして春野菜のオードブル。白いチーズのソース。

この前菜に合わせた軽めの白ワインも美味しくて、くぴくぴ飲んでしまう。
前菜だけでワイングラスで2杯飲みました。
そして、アイスバイン。

このアイスバイン、さすがにすごく美味しい!
皮のゼラチン質がぷにぷにしてて、お肉の部分はもっちりしてて、素晴らしく美味しい。
そして、このアイスバインには、ドイツの赤ワインを合わせてもらいました。
ドイツの赤ワインてほとんど聞かないけど、実は美味しいのがたくさんあるのだそう。
その中から軽めの赤をグラスで飲ませてもらったんだけど、確かに美味しい。
軽め、とはいってもけっこうしっかりした赤で、渋みもしっかり。
アイスバインとの相性も最高。
ほんとはソーセージなんかも食べたかったけど、アイスバインがボリューム満点だったので、おなかいっぱいに。
ほんと美味しかったなー。お客さんも神戸の通人がいっぱい来てたみたいだし、神戸の夜でちょっと変わったものを食べたい人には、激しくおすすめできます。


ホテルに戻ったのは9時半ごろ。
それから、久しぶりに湯船につかって、のんびりと温まりました。
やっぱりシャワーだけだと厳しいですよねー。お風呂入って生き返りました。
そして、熊クッションを隣に置いて、就寝。
隣人のいびきも聞こえないので、ぐっすり眠ることができました。
4日目に続く