Nyao's Funtime!!

nyao(♂)の不可逆な日々を、チェスの騎士のように不規則にたどたどしく綴っていこうと思っています。

拙著「ケーキツアー入門」好評発売中!

ケーキツアー入門: おいしいケーキ食べ歩きのススメ

新品価格
¥1,728から
(2017/6/21 00:00時点)

Amazonで購入するとちょっとだけポイントつくみたい。いつまでかは不明。
あと、当分電子書籍化はないと思う。


アマイタマシイ1巻 アマイタマシイ2巻 アマイタマシイ3巻 アマイタマシイ4巻 アマイタマシイRising
甘魂者の聖典!「アマイタマシイ」Kindle版好評発売中!!
紙媒体でも復刊ドットコムから発売決定!
→復刊ドットコムのページ

Nyao's Funtime!!は漫画「ファンタジウム」と
長見良の魔法世界を応援します!

長見良の魔法世界


桜新町・パティスリービガローの独創的なケーキ

雑誌のケーキ特集なんかで、「いま注目の新店!」とかで紹介されているお店、できるだけ行きたいと思っているのです。
そういう特集で紹介されているお店はだいたい決まっていて、ここ最近だとアディクト・オ・シュクルとかアングランパとかエクラテジュールとか、だいたいそんな感じ。
そうした中でも特に頻出していたお店が、桜新町にある「パティスリービガロー」。
桜新町かあ。桜新町と桜上水の区別がつかないぐらい桜新町には疎い自分。
でも、新店チェック、してみますか?
ということで行ってきました桜新町。

この駅の標識にも書いてあるように、桜新町はサザエさんの街。
パティスリービガローも通称「サザエさん通り」にあるそうです。
桜新町駅南口から数分のところにサザエさん通りがありました。

いくつかのお店には、入口のところにサザエさんの登場人物のポップが。


このサザエさん通りを5分ぐらい歩いたところにパティスリービガロー、ありました。

お店にはフランス国旗が掲げられていて、フランス菓子店であることを主張しています。
店内も、フランスの雰囲気たっぷり。床は素敵な文様のタイル貼りだし。
イートインの席もテーブル2つぶんですがありました。
お店では、スペシャリテのケーキや季節限定のケーキなど、いろいろ購入。
桜新町→渋谷直通→永田町→四ツ谷と帰ってきました。


パティスリービガロー、ケーキの袋もすごくて、

持ち手のところがトリコロールになってる。
ちょっとやり過ぎなんじゃ?と思うほどフランスを主張しています。
では、そのケーキのお味はどうなんでしょう?


まずは、ミルフィーユ・オ・フレーズから。

お店には通常のミルフィーユといちごをはさんだミルフィーユの2種類がおいてありましたが、今回はいちご入りのほうをチョイス。
で、食べてみたのですが・・・
!ミルフィーユのパイが、食べたことのないような食感。
パイの食感って、ふんわりはらはらとしたのとか、ザクザクしたのとか、カリッと焼かれたのとかありますが、このミルフィーユの食感はそのどれとも違っている。
目がみっしりと詰まった、パイとビスケットの中間のような食感なんですね。
これは面白い。
そして、中のカスタード(ムースリーヌ)は練乳のようなミルキーさがあって、いちごと一緒に食べるといちごミルクのような味わいなのです。
これは・・・
すごく変わっているし、独創的だし、すごく美味しい。
へーーーー!面白!


次に、和素材を使ったムース・オ・ユズを。

このケーキも、面白い!
柚子の香りはほんのりとしたもの。酸味を感じるほどではありません。
その繊細な香りを活かす、スポンジのしっとりふんわりした軽やかさ。
ほんとに綿のように軽いスポンジが、ゆずの香りとよく合っている。
美味しいなー。そして面白い。ユニーク。
ほーーーー!!


モンブランいってみましょう。

断面図がすごくて、

こんな構成のモンブラン、初めて!
マロンペーストはかなりぽってりとゆるめに作られている。
そして、中にヘーゼルナッツ?ピーナッツ?のクリームが入ってるんですね。
だから、栗の香ばしさだけじゃなくてナッツの香ばしさが加わって、香ばしさ半端ない。でも、マロンペーストがたっぷりの量なので、栗の味わいが消されるということもなく。
いやー、これはすごいな。面白いですこれも。中にババロアとナッツクリームが入ったモンブラン、初めての体験でした。


・・・と、ここまで食べて、思ったのは、
パティスリービガロー、あそこまでフランス菓子店を標榜しているけれど、どれもこれも独自性の強いケーキ。古典菓子を単に再現したのではなくて、どれも新たな息吹を吹きこまれている。とてもユニークで、食べてて美味しいのももちろんだけど、驚きがある。面白い。
はほへ〜という感じです。


そして、スペシャリテの「ル・プレジール」。

これは、さすがスペシャリテだけあって、非常に美味しいです。
チョコレートのムースにバニラのムースという、サンマルク的な構成なのですが、底にフィヤンティーヌが入っていたり、オレンジの層があったり、複雑な構成。
そして、このケーキ、チョコの層、バニラの層、オレンジの層、それぞれがしっかりと感じ取ることが出来る。個性がしっかりと立ってるんですね。
それらが交じり合うことで、一口ごとにとてもカラフルな、華やかな味わいを楽しむことができるのです。
これは単にショコラオランジュというだけではない、個性の際立ったケーキになっている。
すごく美味しいです。素晴らしい。


最後に、タルトレット・アブリコを。

断面。

これはストレートにオーソドックスなタルト。
中に入ってるアーモンドクリームがとても香り高くて、すごく美味しい。
焼きもしっかり焼かれていて、とても好みの味です。


・・・ということで、パティスリービガローのケーキ、たっぷり食べました。
途中で書いたように、どれもベースはフランス古典菓子であっても、シェフの独自性が光るケーキに仕上がっていました。
この個性はなかなか得がたいもの。その個性を味わうために、桜新町まで行くのは、ちょっと遠いですがかなりおすすめできます。
ぜひ今度機会のある時にサザエさん通りまで!