ラ・バンボッシュというケーキ屋さんについて知ったのは、とあるテレビ番組がきっかけ。
ニュース番組の1コーナーで、若者が初任給をもらう、というテーマでのルポルタージュ企画が放送されたのですが、その中で、製菓学校を出たての若者がこの店「ラ・バンボッシュ」に入社するのです。
http://www.ntv.co.jp/every/feature/20130524.html
で、その若者がなぜこのお店を選んだのかというと、研修でこの店に行って、ケーキの美味しさに惹かれたから、と発言していて、そんなに美味しいなら行ってみようかなーと思って。
この番組が放送されたのは去年の5月。それから約1年かかってしまいましたが、今日行ってきました。
お店は錦糸町の錦糸公園から脇道に入った所。
決していい立地とはいえない。
このお店、事前の情報ではアントルメグラッセなどもやっているらしい、とのことで、期待してイートインにしてみようかなーと思っていました。
お店に着いたのは12時頃。とりあえずイートイン席に座って、お店の人に「あのー、アイスケーキ的なものがあると聞いてきたのですが・・・」とたずねると、今はやってないそう。
ならば、と、テーブルの上のポップに書いてあったいちごパフェを頼もうとしたのですが、それも時間が掛かるからちょっと・・・という反応。
ううー・・・じゃあいいです。ケーキテイクアウトします・・
ということで、ケーキ4つ買って帰ってきました。
お店の名前を冠した「バンボッシュ」というケーキ。
表面のキャラメリゼしてある飴がかなり分厚くて、パリンと破りながら食べます。
クリームの中には栗の刻んだのが入ってる。
キャラメリゼは焦げ臭くてなかなか美味しい。中のクリームはあっさり風味。
こだわりのキャラメルケーキ。という名前のケーキ。
断面。
これは・・・どうだろ、キャラメルこだわってると言うんだけど、そーかなー・・?
ふんわり生クリームが主体で、それほどキャラメルは感じないんだけどなー。
もうちょっとキャラメルの焦がし砂糖の香ばしさが欲しいところかなー。
ショコラアメール。
グラサージュショコラが美しいですね。
断面。
中にブルーベリーとラズベリーが入ってます。
このケーキはオーソドックスなれどなかなかバランスのとれたチョコケーキ。
チョコの濃度もしつこすぎず、軽すぎず、適度な濃厚さ。
パリジャンポム。
包みを開いてみると、こんな長細いのが。
切ってみます。
これは、アップルパイなのです。
りんごはわりと多めに入っていて、甘酸っぱくて美味しい。
生地はもっそりした食感。表面のそぼろがカリッとしていてアクセント。
なるほどねー。
ラ・バンボッシュ、実は開業が1984年という老舗中の老舗。
錦糸町というスイーツ不毛の地で、しかもこの立地で、30年間頑張ってきたというのは、単純にすごいと思う。
最先端のケーキではないけど、安定の味は保たれていて、なるほどさすがですねーという感想。
でもいちごパフェ食べたかったぞ。本当は。