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おこもり中でも美味しいケーキ食べたい人は・・紹介記事書きました。


飯田橋〜神楽坂に密集しているケーキ屋さんのほんの2店ばかり行ってきました。

飯田橋に行くとなれば、それはケーキ屋さん行くでしょう。
なにせ、神楽坂は自由が丘、白金と並ぶ、いやそれ以上のケーキ激戦区。
あの地域実力派のパティスリー何軒あるんだ?そう、数えるのを諦めるほどに。


その中から、今日は2軒だけ。アトリエコータとカー・ヴァンソン。
アトリエコータは、オープン直後に一度お店に行ったのですが、プレゼント用の焼き菓子を買っただけで、まだ生ケーキは食べたことなかった。
アトリエコータならアシェットデセール(皿盛りデザート)だろうよ、という意見もありつつも、まずはケーキ食べてみようと。


それから、カー・ヴァンソン。ヴァンソンさん手の手術したとのことで、長期休業していましたが、今年の夏ぐらいから販売を再開。最初は焼き菓子だけの販売だったところから、今は最盛期ほどではないにせよ、フルラインナップになっているらしく、こちらも行っておかないとね。と思って。


ベッカーズでジビエバーガー食べて、カー・ヴァンソンに着いたのは10時30分ぐらい。オープン30分前。

おう、誰もいない。
これならしばらくは大丈夫だな、ということで、ひとまず店を通り過ぎ、神楽坂をえっちらおっちら。
アトリエコータ、飯田橋駅から徒歩2分ぐらいのところに支店出したんだけど、今日はお休み。(11/16から飯田橋店も土日オープンするそうです。)
そんなわけで、神楽坂のぼって音楽之友社の脇の道を入ります。

ショーケースに並んだケーキ、グラス入りのが多いなー。
まあ、確かにアシェットデセールの感覚をテイクアウトで、ということならばヴェリーヌが相性いいですよね。
ということで、グラス入りのケーキを1つと、モンブランと、ピスタチオのケーキを。


アトリエコータを後にして、坂を下って、再びカー・ヴァンソン前。
まだ誰もいなかったので、店の前で先頭並んで待ちます。
そうしたら、10:45ごろに1人。そこから数人来て、11時の時点では5人。
でも、お店は11時ジャストには開かなくて、11時7・8分ぐらいかな?オープンしたの。

販売のお姉さんは1人しかいないので、お客さん1人がケーキ選んで梱包してお会計するまで次の人はじっと待ってるの。
みんなわきまえているというか訓練されているというか。すごいなあ。
そんなわけで、先頭の自分、あんまり長考すると次の人に悪いなーと思いつつショーケースを見ます。
食べたことのあるケーキも多かった。あとチーズ系のケーキが複数あった。
この時期のスペシャリテ、タルトタタンとモンブランはどちらも置いてなく。
というか、後ろのオープンキッチンでちょうどモンブランのマロンペーストをふりふりしている最中でした。
「今モンブラン作ってますけど・・・」と一応言ってみたら、「まだ出来上がるのはだいぶ先ですので・・・」と言われ、諦め。
ケーキ3個購入。
すたこら帰ってきました。


まず先にカー・ヴァンソンのケーキから。
ガトータミナ。

カー・ヴァンソンといえばやっぱりチョコははずせないということで。
これは、今まで食べたカー・ヴァンソンのチョコケーキの中で、もっともあっさり味。
もちろん、チョコの香りは素敵ですが、上のたっぷりクリームも、チョコスポンジも、すっと溶ける。軽やかです。
これはカー・ヴァンソンのチョコケーキ重すぎて苦手な人でも美味しく食べられる。反面、カー・ヴァンソンの「らしさ」は控えめなのかな、とも。


タルト・ノワ。

タルト・ノワ、そういえば前にも食べたわ。
その時の画像はこちら。

タルト・ノワ、あきらかにボリュームアップしておる。
前回食べた時のタルト・ノワは、くるみがメインでピーカンナッツがちょっと、という構成だったのですが、今回はまわりピーカンナッツぎっしりでくるみが見えない。
切ってみます。

壮観ですねー・・すごいことになってる。
「ナッツぎっしり確かな満足」って、まさにこれのこと。
でも、キャラメルがたっぷりかかってるので、「単にナッツを載せただけ」ではなくて、ケーキとして成立しています。


クレーム・ド・ピスターシュ。

これ、ショーケースに「小布施産」と書いてあったんだけど、何が小布施産なのか聞くの忘れた。
しかしこれは、いったいどういうケーキなんだ?
スプーンですくってみます。

中にはチェリーが数粒。種つき。
そして、器の底にはバニラビーンズの黒い粒がみっしりと。
これ、ピスタチオ味のクレームブリュレなんですね!
ピスタチオばっかりだと豆々でうぐってなりそうなところを、バニラが強く香ることでこってりしていながら食べやすいケーキにまとめあげている。
チェリーはもうちょっと酸っぱくてもよかったかなー
でもピスタチオ好きはハマる味だと。


次行きますよー。ここからはアトリエコータのケーキ。
まずはモンブラン。

マロングラッセが贅沢に載ってます!
断面図見せようとナイフ入れたら、マロンペーストがとても固い!

台は、これはパウンドケーキですね。スポンジケーキよりは固く、フィナンシェよりはやわらかい。卵の味がすごくします。
一方、マロンペーストは普通。量は多いんだけど、もうちょっと存在感をアピールして欲しかった。


次、オペラピスタチオ。

カー・ヴァンソンとのピスタチオ対決です!
このオペラピスタチオ、上に砕いたピスタチオがパラパラとかかっていて、ピスタチオ濃厚なんだろうなーと思いきや、あんまり。
ホワイトチョコとビターチョコの味のほうが濃くて、ピスタチオ劣勢。
うーむ、これは、オペラ?というのもあるし、ピスタチオ?というのもあるし。
むー


最後、ヴェリーヌ仕立てのグラスキャラメルポワール。

スプーンですくってみます・・・

グラスの底に角切りの洋梨がたっぷり。
上にかかってるキャラメルもしっかり甘くて、水気の多い洋梨のさっぱりした味とピッタリあっている。
これは美味しいです!
あー、やっぱりコータさんはこういう傾向が得意なんですねー。
理解。


ということで、今回は神楽坂周辺のケーキ店のうち、たった2店のみ。
まだ未訪問の店もあるし、実は自分神楽坂のケーキ店ではアミティエが個人的にすごく好きなのでまた再訪したいし。
近くて遠い2駅、行きたいとは常に思ってるんですけどねー。