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流山おおたかの森の灯台、レタンプリュスのケーキたち

実は年に1〜2回、南流山にお出かけする機会があるのです。
知り合いがそこに住んでいて、旧交を温める、という次第。
昔は流山なんて行くの大変な場所だったのですが、つくばエクスプレスが出来て状況は一変!あそこらへんは巨大なベッドタウンに生まれ変わってきています。


それで、昨年ぐらいに、流山に素敵なパティスリーが出来たよ!というのを雑誌で読んで、じゃあ今度流山に行くときは先に寄ってみよう!と思ってました。
そして今日、その機会に恵まれ、つくばエクスプレスに乗ってビューンと流山おおたかの森を目指しました。


流山おおたかの森駅、東西南北に出口があるのですが、「東出口」を出ます。

するとロータリーがあるのですが、そこを抜けると、宅地開発中の土地がだだーーっと続いてます。
こんな感じ。

あっちもこっちも巨大なマンションが建設中。
で、目的地のレタンプリュス、実は上の写真にかすかに写ってるのです。
なんの潤いもない殺風景な景色の中で、輝く灯台の光のような存在。
それがパティスリー「レタンプリュス」です。
お店の前に到着。

赤いファサードが名店を予感させます。


店内はそんなに広くないのですが、生ケーキに焼き菓子、ヴィエノワズリー、キッシュまで売っていて、本格的パティスリーの風格があります。
ケーキもクラシカルなものや、オリジナリティーのあるものが並んでいました。
こうした場所ではショートケーキなど親しみやすいケーキが売れると思うのですが、ベタないちごショートは置いてなかったような気がする。あくまでもフランス菓子店の風格を崩していない。
にもかかわらず、お客さんひっきりなしに訪れてくるんです。
そして、2000円、3000円とケーキを買っていく。
本当に、精神的にも「灯台」のような存在なのですね。周辺の人達にとっては。


お店小さいながら、イートインのスペースも数席あるので、そこでケーキを食べることに。
飲み物はコーヒー399円。
これがレタンプリュスのケーキとコーヒーです。

コーヒーはラヴァッツァ。399円でラヴァッツァは素晴らしいです。


では、レタンプリュスのケーキ。
まずはモンブラン。お手並み拝見。

洋栗のマロンペーストですが、かなり茶色くて濃厚そう。
もらったナイフで切ってみます。

マロンペーストは見かけ通り濃厚。
下の焼きメレンゲは、よく焼け。もうちょっと厚みがある方が自分は好み。
お酒はほんのわずかに香ったような。もう少しお酒たっぷりでもよかったかも。
でも、お高くは止まっていないけど安っぽくもなっていない。本格派です。


次は、ノスタルジーというケーキ。

赤ワインのタルトの上にはミルクチョコのクリーム。
上にトッピングされているのは、ピーカンナッツ、あんず、いちじく。
いちじくがいい感じになっているのです。

これも本格派ですね。「街のケーキ屋のケーキ」のレベルははるかに超越している。
欲を言えばタルトはもう少しザックザクに焼きこんでいたら、もっともっと美味しかったと思う。でも、とても美味しいケーキです。


その次は、これははずせないサントノーレ。

サントノーレ、プチシューにフォンダンをかける人と飴がけにする人といますが、自分は飴大好き派。なので、このサントノーレはラブユーです。
そして、このサントノーレは、中にりんごのコンポートが入っています。

飴がけシューは甘く、たっぷりのシブーストクリームも甘さが強いので、ともすれば飽きてしまいがちなところにりんごのジューシーな酸味がほどよいアクセントになってる。これはりんご入れてよかったと思う。


最後は、「カカウェット」というケーキ。

このケーキ、地元千葉の特産品ピーナッツをたっぷり使ったケーキ。
アーモンドやヘーゼルナッツ、くるみなどはよく使われるけど、ピーナッツというのは意外にフランス菓子では使われない素材かも。盲点。
でも、このカカウェット、今回食べた4つのケーキの中では一番美味しいと思った。
キャラメリゼしたピーナッツ、キャラメルのバタークリーム、そしてほのかなオレンジの香り。
見かけは地味だけど、完成度はとても高い。
思わず美味しいなーと唸りました。


レタンプリュスのケーキ、どれもパティスリーとしての姿勢を崩していない。
だけど、地元愛にあふれているのが伝わってくる。
お店と周辺に住む人達の間に相思相愛の関係が築き上げられているように見受けられました。
流山おおたかの森駅周辺は、今後さらに多くのマンションが立ち並び、ベッドタウンの殺伐とした風景がより強くなってくることでしょう。
その中にあって、レタンプリュスというお店は、心の拠り所、希望の光になると思うのです。
媚びを売ることはせず、でも愛情たっぷりの本格的なフランス菓子がここに住む多くの人に伝われば、とても素敵だなー・・・と思うのです。