Nyao's Funtime!!

nyao(♂)の不可逆な日々を、チェスの騎士のように不規則にたどたどしく綴っていこうと思っています。

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Nyao's Funtime!!は漫画「ファンタジウム」と
長見良の魔法世界を応援します!

長見良の魔法世界


「ファンタジウム」:「The Last Unicorn」中編

22日はモーニング2!発売日です。
書影載せたいんだけど最近Amazonが取り扱ってないっぽい。
モーニング2、今号で2周年だそうです。おめでとうございます。


さて、今回の「ファンタジウム」は、「The Last Unicorn」の中編です。
前編に引き続き、北條さんの心の葛藤が中心です。
北條さんにとって良くんはどういう存在なのか、そして、良くんの相棒としての自分はどうしていくべきか、判断を下さなければならない時期は迫ってきているようです。


一流大学を出て、中堅会社に入社して、将来も嘱望されていた北条さんですが、良くんと出会ったことで、本来のサラリーマンとしては第一線をはずれつつあります。
これはいいことなのか悪いことなのか。
一般通念からいったら、北條さんの境遇はまさに左遷だし、落伍者、と見られるでしょう。実際、会社の同僚たちの多くはそう考えているようです。
そういう「一般的な考え」の象徴的な存在として登場するのが北條さんの旧友・加賀谷氏。
彼は言います。
「でも人生には設計ってものが必要だろ!」
「仕事の充実!! 自分の家!! 嫁さんと子供と」
「(人生で必要なものは)ほかに何が?」
・・・。
この考えが間違っているとは全然思わないし、まさに「幸福な人生」を送ることができるでしょう。
北條さんも、少し前までは(多少忸怩たるものがあったにせよ)ほぼ同じような概念を持っていたはずです。
にもかかわらず、「一般的な考え」の「幸福な人生」を捨てようとしている。
彼が目指そうとしている道は、先が見えず、極めて不安定で危ない道なのは間違いない。
でも、彼はそちらの方向に進もうとしている。


良くんはこう言います。
「俺みたいな人間がそんな普通の人生を送れるわけがない」
と。
だけどもこれは卑屈でも諦念でもない。
良くんはその言葉の後、愛読書「最後のユニコーン」になぞらえて言います。
「師匠である大魔術師ニコスは、自分のどんな魔法を使っても変えられないくらい愚かなシュメンドリックは、逆に物凄く強い運命の力を持っていると感じたんだよ」
(大魔術師ニコスの言葉)『おまえは、いつか自分の力に達する自分の道を発見するように、運命づけられているにちがいない。だが、打ち明けて言えば、おまえは、そのためには、必要とされるだけ、生き続けなければならない。』
「だからきっと俺がこんなやつなのも、何かの力なんだって・・・考えることにしたよ」
つまり、良くんは、自分の持っている様々なハンディキャップは、そうした自分がいつか誰かから必要とされる、その運命のために生まれ持ってきたもの、と考えます。自分の弱さを全て受け止めて、その上でそれをポジティヴな意味での「何かの力」、運命と考えるのです。
良くん・・・ほんとに、おおひなたごうさんの言葉ではないですが、なんて強い精神力の持ち主なんだろう・・!
こういう考えの持ち主だから、良くんは演技者と観客が近くで触れ合うライブステージでの演技にこだわり、観客のいないテレビの収録を嫌がるんでしょうね。


それに対して、北條さんは・・・
北條さんは良くんに対してもっと上を目指して欲しい、マジシャンとしてトップの地位まで上り詰めて欲しい、と考えます。ここは良くんと北條さんの考えが相容れない部分です。だけど、そこで意見が食い違うと、北條さんはこうも考えます。「俺は 良を通して 自分の夢を見てるんだろうか?」
自分が実現できなかった希望や夢を良くんに仮託しているだけではないのか?と。
たしかに、北條さんはなぜ有能サラリーマンの道を諦めてまで良くんと関わっているのか?という疑問に対して、現時点で彼は明確な答えを持っていません。言葉にならない気持ちはあるようですが、まだ固まっていない様子。
おそらく、次号でその疑問に対する回答が用意されると思います。
そして、今号の最後のコマでの、びっくりなヒキはどういう展開になるのか・・。
次号は表紙+巻頭カラーですし、楽しみすぎます。
それと、次号の発売日9/22は、「ファンタジウム」3巻の発売日でもあります。
これもワクワクです。

最後のユニコーン (ハヤカワ文庫 FT 11)

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