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ICCでの2つの展覧会

久しぶりに初台に行って来ました。
ICCで2つの興味深い展覧会をやっているということで。


1つめは、「LIFE - fluid, invisible, inaudible ...」というタイトルの、坂本龍一+高谷史郎によるインスタレーション。

この作品は,1999年に初演された坂本龍一のオペラ《LIFE》(高谷史郎が映像監督として参加)を起点としながら,「fluid, invisible, inaudible(流動するもの,見えないもの,聴こえないもの)」ーーというタイトルに見られるように,21世紀を迎えてしばらく経った2007年において,《LIFE》を,その音や映像をリソースとしつつ,まったく異なる作品として解体,進化させたものです.


暗幕の中に入ると、広い空間に水の入った水槽が9つ天井から吊り下げられていてます。それぞれの水槽からは人工的に発生させた霧がたちこめ、またポンプによる水の波紋が広がっていて、その水槽を通して投影されたビデオ映像が床にゆらめくアブストラクトな光となって映し出されています。
見物客は座ったり、寝転んだり、おのおの好き勝手にその「光の空間」を体感していました。
自分も、茫洋とした映像と共にゆらゆら〜、ゆらゆらゆ〜・・と会場を徘徊。なかなか楽しいし気持ちよい。
・・・んだけど、インスタレーションとしてどうなのよ?というと、ちょっと疑問符。ビデオ・インスタレーションに自然物を介するというのは、これまでにも色々試みられてきたし、今回の展示がそうした過去の作品に比べて大きく前進してるようには思えなかったのが正直なところ。
まあ、行く前の期待値が高すぎたのかもしれませんが・・。


もう1つの展覧会は、実はこっちが本命だったのですが、鈴木英倫子さんによる「ユングフラウの月」というもの。

息を吹きかけることでほのかに光る街,音に反応して煌めく星空のようなモビール,トイピアノで操作する人形劇.

もう、この文章だけで観に行くことを決心しました。素敵すぎる。


展示してある作品については、鈴木英倫子さんのサイトに動画があります。
http://www.netlaputa.ne.jp/~elico-s/
「光る街」も、「星空のモビール」も、基本はセンサーとLEDを組み合わせたプリミティヴな仕掛けなのですが、とにかくきれい。可愛い。
なかでも素晴らしかったのが、トイピアノを「コントローラー」として、モニターに映し出されたノスタルジックな風景の中でミニゲームが楽しめる、という作品。
線描によるゆるいキャラクター、そしてゆるめのゲーム。雰囲気的には懐かしの「イタチョコシステムズ」を彷彿とさせます。
そして登場人物のぬいぐるみがくくりつけられたトイピアノ。
インタラクティヴアートって、どうも理系な印象が強くなりがちなのですが、ちょっとだけユーモアやキュートさのエッセンスを足すだけで、こんなにも魅力的になるんですね。理系メルヘン。
岩井俊雄さんやムットーニさんなんかもそうかな。様々な技巧を凝らしているんだけど、心に響くアート。琴線触れまくり。


鈴木英倫子さんは、はてなダイアリーも使用しているとのこと。
http://d.hatena.ne.jp/suzueri/


10月28日にはICCでトーク&ライブもあるらしいので、行けたら行きたいなぁ。