「レオナルド・ダ・ヴィンチ」というのは、「ヴィンチ村のレオナルドさん」という意味だから、美術の専門家は彼のことを「ダ・ヴィンチ」とは略さないんだよ。それだと「ヴィンチ村さん」という意味になってしまうから。
「ダ・ヴィンチは〜」ではなく「レオナルドは〜」が正解。まあ、一般的には「ダ・ヴィンチ」で通るけどね。
ダヴィンチは元々ヴェロッキオという画家の弟子でね、あるとき「キリストの洗礼」という絵画の左隅に天使の絵を描かせてもらったんだけど、その天使の絵があまりにも素晴らしすぎで、びっくりしたヴェロッキオはそれ以来筆を折ってしまったと言われてるんだって。
wikiにはまだトリビアがたくさんあるのでチェックしてから行くとよろし。
レオナルド・ダ・ヴィンチ - Wikipedia
この当時の絵画には、持ってるものや色に全て意味があるんだよ。例えば天使が持っている百合の花は純潔の象徴で、聖母マリアが処女であることを示している。また、聖母マリアの着ている服も、胴衣の赤は「天の愛」の象徴、マントの青は「天の真実」の象徴で、青はとりわけ聖母マリアそのものの象徴なんだ。聖母マリアが読んでいる本は旧約聖書の「イザヤ書」なんだけど、聖母マリアと本が組み合わさったときは"Virgo Sapientissima"って言ってマリアの知性を象徴してるんだよね。
あ、聖母マリア聖母マリアうるさいけど、これはマグダラのマリアと混同しないようにそう呼んでるの。
・・・「うざい!」と嫌われても責任持ちません。
このあたりのトリビアは「ダ・ヴィンチ・コード」に書かれてますか?未読なので知らないのですが。