ココが見どころ
・「ばらばらになった身体」というひとつのテーマのもとに、時代も技法も異なるすぐれた作品たちが集合します。アメリカの写真家スティーグリッツが、恋人だった画家ジョージア・オキーフを撮った美しい写真は、スティーグリッツの死後オキーフ自身によって当館に寄贈された、非常に貴重なもの。また河原温の伝説的な素描作品《浴室》シリーズ全28点を一挙に展示。めずらしいところでは、30歳で早世した洋画家、佐伯祐三のライフマスクも出品されます。
ばらばらになった身体
会場
東京国立近代美術館 ギャラリー4(2F)
会期
2006年8月5日(土)〜10月15日(日)
開館時間 休館日
午前10時〜午後5時
金曜日は午後8時まで
(入館は閉館30分前まで) 月曜日
(9月18日、10月9日は開館、翌9月19日、10月10日休館)
今では「日付の作家」で知られる河原温の初期のイラスト調絵画は、それでなくても目にする機会はほとんどない。画集も本人が許可しないので出せないと聞いたことがあるし(最近は知らないけど)。
近代美術館では、常設でも「浴室」展示しているけど、一度に観られるのはせいぜい1〜2枚。全点が公開というのは滅多にないと思うので、これは絶対に観に行かないと。
素っ裸、もちろん裸足で、薄汚い廃墟の中を歩き回らされるような気がして、観ているこっちの身体がキリキリと痛くなってくるような気がするのです。河原温の初期作品は。