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[アート東京都写真美術館での3つの展覧会


おととい(もうおとといか!早!)渋谷に行く前、恵比寿の写美に寄ったのです。3つの興味深い展覧会を同時にやっていたので。

3つの展覧会をまとめて観ると、割引が効いて1,950円。割引ゆうても安くはない。
まず、3Fの「写真はものの見方を〜」展。全4部構成の最後の展示。前の部から観てきてはいたけど、今回が一番総花的。まあ元がそういう趣旨だから、というのもあるかもしれないけど、前回の第3部は戦中〜戦後の日本人写真家に的を絞っていて、かなり引き締まった内容だっただけに。森村さんや杉本さんまで入れるのであればきちんと説明が欲しかったところ。逆にいわゆる「新世代」はオノデラユキさんだけが並んでいて、オノデラさんはすごく好きだけど、なぜ彼女の作品1点だけなのかは疑問。いまいちつかみどころのない展覧会でした。


次に2Fの「恋よりどきどき〜」展。
これは始まる前にかなり期待していたのですが、その後目黒条さんが酷評していて(id:jomeguro:20051011)、ものすごく凹んで、でも自分の目で見ておかないとと思って。
で・・・まあ。実際に観てみて。
それなりに覚悟していたので、思ったより・・というか「金返せ!」とは思いませんでした。ほんの少ししか。
「インスタレーション」云々言わなければ、ファンの人にとっては悪くないと思いますよ。


そしてB1Fの「ローザス」展。
自分はコンテンポラリーダンスに詳しいわけではないのですが、ビデオで発売されていた「ローザス・ダンス・ローザス [VHS]」は買って何度も観ていて、それは本当に素晴らしかったので、これもかなり期待していました。
内容は「ローザス」の25年の歴史を写した写真が約200点、そしてダンスのスキットやパフォーマンスを記録したビデオ作品と、主宰アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルによる「ヴァイオリン・フェーズ」を真上から撮影した映像を白い砂の上に投影したインスタレーション。
・・・どれも、息をのむほど、すさまじく、美しい。
「ヴァイオリン・フェーズ」ももちろん素晴らしい(あの砂上の軌跡!)のですが、あまりの美しさに衝撃を受けたのが、ヘルマン・ソルジェールスによるスチール写真。
「ローザス」の練習風景や公演の様子を、特になんのけれんもてらいもなく捉えたものなのですが、200点近い写真のどれをとっても、芸術写真として最上の作品になっている。
喩えは悪いかもしれないけれど、ロバート・ロンゴの数万倍スタイリッシュで、緊張感にあふれた画面。力強い筋肉の姿や「ローザス」らしい、女性的なシルエット。
上に「息をのむ」と書いたけど、ほんとうに息が止まりましたよ。


2Fの日本勢の展示も、へんなインスタもどきではなくて、スチール写真と公演のビデオ、それだけでよかったのでは?それが彼らのもっとも「美しい」姿をあらわしたものなわけだし。